おにぎりの歴史から栄養、おいしいおにぎりの作り方まで

何時でもどこでも手軽に食べられるおにぎり。

 

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自分で作っても良し、コンビニやスーパーでも簡単に買うことが出来る。

 

ファーストフード化して、一見お手軽なイメージのこのおにぎりに、日本人が古くから体験と英知を込めて作り上げてきた意外なパワーがありました。

 

最初の日本のおにぎりは弥生時代まで遡ります。

 

 

 

石川県中能登町にある杉谷チャノバタケ遺跡で日本最古のおにぎりが発見されています。

 

 

石ころ大の大きさで人の手により握られた後のある炭の塊で発見されました。

 

 

平安時代には屯食(とんじき)として貴族が宴会などで従者に振舞ったといいます。

 

 

戦国時代には携帯食として武将などに重宝され信長も合戦の時にはいつも手元に携えていたそうです。

 

 

江戸時代には携行食としてお花見や観劇、仕事先へのお弁当として利用されました。

 

 

【おにぎりの栄養】

おにぎりは、ご飯、塩、のりを素材とした簡単な食べ物でありながら、それぞれの持ち味を巧みに活かした素晴らしいものです。

 

ごはんの素は炭水化物で体内においてエネルギーとなります。

 

またおにぎりのごはんの炭水化物には食物繊維と同様の働きをするレジスタントスターチが多く含まれています。

 

レジスタントスターチは整腸作用や生活習慣病への予防効果があると言われています。

 

このレジスタントスターチは炊飯して時間が経つと増える性質がありおにぎりに含有量が多いのです。

 

のりは栄養の宝庫でビタミン、ミネラル、鉄、カルシウムが豊富です。

塩は運動などで失われた塩分を補ってくれます。

 

摂り過ぎは困りますが、でんぷんの消化吸収を助けてくれる働きもあります。

 

【美味しいおにぎり】

 

口に入れて柔らかい:少ない回数で握るのが良いようです

 

熱いうちに握る:炊き立てのご飯には「保水膜」が多く、保水膜には旨みとでんぷんがあり美味しさの秘密。

 

余分な水分を取る :炊き上がったご飯を一旦ボウルなどに移すことにより余分な水分を飛ばします。

 

好みの具材をいれる:たらこ、梅干し、鮭など豊富な具材も魅力です。

          
近年おにぎりは韓国、中国、ハワイ、オーストラリアなどでも売られているそうです。

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